こんにちは。練馬区大泉学園の、ひとり税理士、上原啓輔です。
本日は、菅原由一先生の、『激レア 資金繰りテクニック50』の感想を書きます。
菅原先生はYouTubeをやっており、メディア露出の多い税理士だと思います。
【税務署が常に監視】プロの税理士が教える申告漏れで脱税が多い業種とは何かについてお話しします! (youtube.com)
なぜ本書を読んだのか
わたしは独立したら、資金繰りのアドバイスも出来る税理士になりたかったので、資金繰りの勉強をしようと思っていました。なかなか面白そうな本が見つからなかったのですが、YouTubeを視聴していた菅原先生が、本書を出版していることを知り、手に取りました。
割と過激な内容も書かれていますので、すべてを取り入れるのは難しいですが、参考になるポイントがいくつもありました。
何を学んだか
手元資金の考え方
Cash is Kingという言葉がありますが、本書を読むとその意味するところが良く分かります。黒字でも手元資金が尽きれば事業継続が出来ませんが、赤字でも手元資金があればなんとかなります。
本書は、手元資金をいくら持つかについて、明確な回答を提示しています。小難しい経営分析が出来なくても、「まずはこのくらいのキャッシュを持とう」とシンプルな提示が心に響きました。
銀行借入れの考えかた
わたしは、本書を読むまでは銀行借入れは極力せずに事業を行っていくべきだと考えていました。しかし本書を読んでから、無借金経営が必ずしも正解ではなく、むしろ借金をしてでも手元資金を厚くした方が事業継続にとっては有効だ、と考えるようになりました。
わたしも独立して、色々と考えましたが、日本政策金融公庫から事業資金を借りようと思っています。
節税策
本書は、色々な節税策を紹介しています。
ドローンを使った節税などは「こんな節税よく考えるなー」と思いますが、少々きわどい節税策も紹介されているので、節税策はあまり鵜吞みにせず、顧問税理士と相談された方が賢明かと思いました。
読後の変化
手元資金や銀行借入れなどは、今後のクライアントへのアドバイスのために、自分でも実践しようと思います。
また最後に、「良い税理士について」、菅原先生の考えが紹介されています。
たとえば補助金に強い税理士は良い税理士とされています。わたしはあまり補助金申請は積極的に行っていく予定がないので、その方針は変換して補助金に強い税理士を目指すべきか、ちょっと悩んでいます。
個人的には補助金は、社労士や中小企業診断士の先生の方が強いイメージがあるので、自分で補助金申請を行うよりは、実績のある専門家を紹介できる体制を整えるべきかな、と思っています。
まとめ
菅原先生はYouTuber税理士です。YouTubeチャンネルが面白くて、定期的に見ています。最新のお得情報なども紹介しているので、勉強になります。
本書も勉強になりますし、YouTubeで情報を仕入れるのも良いかと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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