こんにちは。練馬区大泉学園の、ひとり税理士、上原啓輔です。
今日は、今井孝さんの『誰でもできるのに9割の人が気づいていない、お金の生み出し方』の感想を書きます。
サラリーマン時代は、雇用契約で会社に労働力を提供する対価として給料をもらっている状態なので、自分でお金を生み出したことがありませんでした。なので、自分でお金を稼ぐという感覚がどうしても分かりませんでした。
本書は、アマゾンの評価も高く、また「お金の生み出し方」という生々しいタイトルにひかれたため、読みました。わたしのようにひとりビジネスを行うオーナー向けの本で、有益な情報が満載なので、独立を考えている人には是非読んでいただきたい一冊です。
(あっちゃんが帯書いてますね、知らなかった。)
値段の決め方が分かった
ある著名な経営者は「値決めは経営だ」と言っています。「値決めはビジネスを行う上で極めて重要」という意味だと思います。ただ値決めの重要性が分かったとして、その値決めをどのように行うかが分かりません。
例えば、わたしのような税理士の場合ですと、税理士報酬はある程度の相場観があるので、そこまで極端に安かったり高かったりしないはずです(おそらくですが)。もし安すぎる場合は適正なサービスを受けられなかったり、逆に高い場合は高付加価値のサービスを受けているのだと思います。
本書は、値段の決め方というか、値段の決まり方に明確な回答を与えてくれます。正確には、「あなたの提供するサービスの価値の決まり方」を教えてくれます。本書を読んで、値段設定に関して一つの方針を持てるようになりました。
この一点を学んだだけでも、十分に価値のある読書体験ができたと思います。
読後の変化
本書を読んで、開業後を想定したマインドが変わりました。
すべての人に選ばれなくもOK
本書を読む前は、すべての人に自社のサービスを選んでもらう必要があると思っていました。しかし実際はそんなことはなく、とりわけわたしのような一人でビジネスを行う人間は、ごくわずかな方に選んでいただければ十分にビジネスが成り立ちます。
本書を読む前は、そのあたりの感覚が全く分からなかったので、とても参考になりました。
目の前の人に満足してもらう
開業したら、とにかく目の前のお客さんに満足してもらうようにサービス提供をすることが重要です。これも本書を読んで学びました。
顧客目線を失ってしまうと、「ビジネスや日々の生活を維持するには、このくらいのお客さんが必要で、それにはこのくらいの売上げが必要で、etc.」ということにとらわれ過ぎてしまい、本末転倒となります。もちろん売上げ目線も重要ですが、「目の前の人に喜んでもらう」というマインドでサービスを提供することにより重きを置くべきです。
そういう行動を続けているうちに、自然とビジネスが軌道に乗っていくそうです。
また、いきなり差別化や強みに特化する必要もなく、ここでも「目の前のお客さんに喜んでもらう」ことを考えるべきで、その結果として自然と自分の強みが見つかるということが、本書を読んで理解出来ました。
まとめ
独立を考え始めたときに、わりと初期の段階で読んだ本です。
今回ブログを書くために、改めてペラペラとページをめくっていたのですが、参考になることが多く書いてありました。前向きな内容の本なので、読んでいると元気になります。おかげ様で「また明日から諸々頑張ろう!」というポジティブさを持てました。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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