こんにちは。練馬区大泉学園で会計事務所を運営している、税理士の上原啓輔です。

個人事業を始める時には、事業専用の銀行口座とクレジットカードを作っておくと、非常に便利です。

本日は、なぜ便利なのか、メリットを解説いたします。

プライベートと事業の区分が明確になる

個人事業主は、プライベートと事業の経費がごちゃごちゃになる場合があります。

お財布が一つだと、何がプライベートの支出で、何が事業の支出なのか、分からなくなるためです。

さらに、事業が忙しくなってくると、バックオフィスがカオス状態に陥ります。

そんな事態を避けるために、初めから事業専用の銀行口座とクレジットカードを作っておきます。

そうすると、そこでの支払いは全て事業分なので、プライベートが混ざる事態を避けることが出来ます。

それだけでも、バックオフィスの整理が、格段にラクになります。

クラウド会計との相性がいい！

マネーフォワードなどのクラウド会計は、ネットバンキングやクレジットカード支払いと、相性抜群です。

クラウド会計は、自動連携機能が付いているので、ネットバンキングやクレジットカードから情報を取得し、自動で仕訳の候補を作成してくれます。

あとは、その仕訳候補をチェックし、必要に応じて修正するだけで、簡単に仕訳が作成できます。

しかしながら、プライベートと事業が一緒になった口座の場合は、プライベートの支払い情報も自動で取得してしまいます。

そうすると、プライベートの支払い分を、いちいち仕訳から除外する必要が生じます。

これがかなりの手間になります。

したがって、最初からプライベートと事業用の口座やクレジットカードは分けておきましょう！

現金支払いを極力減らすことが出来る

現金支払いを極力減らすことも重要です。

クラウド会計は便利ですが、現金支払いのデータは取得できません。

現金支払いのものは、手動で仕訳登録する必要があります。

また、現金勘定は管理が大変なため、現金ビジネスでもない限りは、極力使用しないことが、省力化に繋がります。

事業用の銀行口座とクレジットカードに支払いを集約させて、現金支払いは極力減らしましょう。

まとめ

個人事業主の帳簿付けは、クラウド会計が必須の時代が来ると思います（もう来ているかも？）。

事業用の銀行口座とクレジットカードを作って、クラウド会計と連携させると、帳簿付けが非常に楽になりますし、プライベートとの区別も明確になります。

事業を始める時は、是非事業専用の銀行口座とクレジットカードを作りましょう！

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。