「日本政策金融公庫」で融資を受けて、良かったこと3つ


こんにちは。練馬区大泉学園のひとり税理士、上原啓輔です。

3月に日本政策金融公庫で創業融資を受けました。

今さらながら「思い切って融資を受けて良かったなー」と思っています。

融資額は、1年間の経費くらいの金額です。

以下のような点で、創業融資のありがたみを実感しています。

わたしは自宅開業なので、事務所の運営費はそこまで多くかからないです。

それでも1年間の必要経費分くらいの金額を日本政策金融公庫で借りました。

まだ手を付けずにそのまま銀行口座に残っているのですが、「いざという時は使える資金があるぞ」、という感覚が持てるのは心強いです。

Cash is king!

自分でビジネスを始めると痛いほどよく分かります。

創業融資のノウハウは、経営者にとっては常識すぎて、なんの意味も持たないかもしれません。

しかし、世の中の常識でも、自分に経験がなければ、自分にとっては未知の世界です。

何事も自分の足で学び取る姿勢は、重要だと思っています。

創業融資を受けたのは今回が初めてです。

最初は何をどうしたらいいか全く分かりませんでした。

そもそもどの銀行から借り入れをすべきかも分かりません。

人の話を聞いたり、ネットで検索した結果、「創業融資は日本政策金融公庫から借りるのが一番いいだろう」ということが分かりました。

練馬の管轄は、池袋支店なので、まずは電話予約をして、融資相談を申し込みました。

融資相談後に、指定された必要書類を準備し、ネットで創業融資の申し込みました。

再度、池袋支店に足を運び、担当の方と面談して、無事に融資実行となりました。

そのあたりのことはこちらのブログに書いています。

実際に自分で融資を受けてみれば、ノウハウになります。クライアントの方から「創業融資を受けたいのだが、どうすればいいのよ」と相談されれば、いつでも説明できます。実体験に勝るものなしですね。

昨日、融資の時の担当者がわざわざ事務所(というか自宅)までお越しになりました。

自宅は大泉学園駅から徒歩で20分くらいかかるので、「よくこんな遠くまで…」とちょっと恐縮してしまいました。

ちゃんと仕事やっているか見に来たのかなーと思いつつ、事務所は人が来る想定の仕様になっていません。

5畳ほど事務所で、男2人顔つき合わせてぼそぼそ話す光景は、傍から見たらちょっと滑稽だったかもしれないです。

まー、アマゾンの創業者も、最初は倉庫みたいなオフィスからスタートしてますから、いいのです。

公庫の担当からは色々な話が聞けて面白かったです。

公庫も、税理士から新規融資をしたいお客さんを紹介してもらえるとうれしい、とのことで、「なるほど、そういうものかー」と思いました。

将来、クライアントから融資を受けたいと相談されれば、その担当者の方を紹介出来るそうです。

管轄が違っても支店同士で連携しているため、対応可能とのことでした。

「おーこれが横のつながりかー、動き回っていた甲斐があったなー」と、なんとなく結果が出た感が持てて、良かったです。

ちょっとウキウキした気分になった金曜の夕方でした。

期せずして、公庫とつながりが出来たことが、今回融資を受けて一番良かったことかもしれません。

ちなみにその担当者の方は、小説が好きらしくて、わたしの本棚にある小説(ミレニアム ドラゴンタトゥーの女、とか)も読んだことがあるそうです。

その話で盛り上がったのが、昨日のハイライトでした。

アンナ・カレーニナの一文

まったく関係ないのですが、最近ずっと読んでいるものの、まったくページが進まないトルストイの「アンナ・カレーニナ」にこんな一文があります。

別々の活動分野を選んだ人々の間によく見られることだが、それぞれ頭では相手の活動を認めていても、心の中ではそれを軽蔑していた。お互いに自分のたどっている人生こそが唯一本物の人生であって、友人の人生なんていわば幻想にすぎないと感じていたのである。
トルストイ著、望月哲男訳、『アンナ・カレーニナ1』、光文社古典新訳文庫、P48

サラリーマン時代はこんな気持ちになることもありましたが、独立してからはこういう事はあまり思わなくなりました。

みんな違って、みんないい、の精神ですね。成長したのかな。

今日はGW初日ですが、雨なので遠出する予定はないです。

このあとキックボクシングに行って、実は11年前の今日は結婚式を挙げた日なので、夕飯にハンバーグを作ります(*‘∀‘)

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。


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