こんにちは。練馬区大泉学園で会計事務所を運営している、税理士の上原啓輔です。
早いもので、今年もあと2か月で終わりです。
年が明けると、確定申告の足音が聞こえてきます。
個人事業者にとっては、憂鬱な時期かもしれません。
「どうにかこのめんどうな確定申告を少しでもラクにできないの?」
という相談を受けることもあるので、本日は「個人事業主の経理をラクにする3つのコツ」を書いていきます。
クラウド会計を使う
みなさんは「クラウド会計」を使っていますか?
確定申告には、「クラウド会計」が断然オススメです。
やよい会計、マネーフォワード、freeeが主なソフトです。
クラウド会計の一番良いところは、銀行やクレジットカードから、情報を自動で取り込んでくれるところです。
取り込んだ情報から、簡単に仕訳を作成できます。
それを繰り返すことで、自然と決算書ができあがります。
取得した情報を修正することもあるので、慣れるまでは面倒ですが、慣れてしまえばラクです。
クラウド会計を導入して、使いこなせれば、確定申告の50%くらいは出来たも同然です。
「現金」を極力使わない
クラウド会計は便利ですが、「現金」には無力です。
現金を使ったときは、手動で仕訳を登録する必要があります。
この作業が面倒ですし、入力を間違えることもあります。
なので、現金は極力使わず、銀行やクレジットカードを使います。
クラウド会計でデータを自動取得化し、手動の仕訳登録をなくすようにします。
どうしても現金を使う必要があるときは、「事業主借」「事業主貸」という勘定科目を使って、仕訳登録をします。
ただし、小売店や飲食店など、日常的に現金を使う必要がある方は、「現金」勘定を使います。
小売業や飲食業でも、経理をラクにするコツはありますが、長くなるので今回は割愛します。
売上の入金を定期的にチェックする
「エクセルで請求書を作るのがめんどくさい」と感じることはありませんか?
クラウド会計には売上げの請求書を作る機能があります。
これを上手く使うと、売上の入金のチェックがラクになります。
たとえばマネーフォワードですと、「クラウド請求書」という機能で、請求書を作ることが出来ます。
そして「クラウド請求書」の情報を、そのまま仕訳に取り込んで、売上げを計上することができます。
同時に、「売掛金」勘定(まだ売上げが入金されていない状態)が、得意先ごとに作られます。
この「得意先ごと」に売掛金(の補助科目)が作成されるので、入金確認がラクになります。
売掛金の残高が0円になっていれば、入金がされている状態です。
売掛金の残高が残っていると、まだ入金がされていない状態です。
このようにして「売掛金」勘定をみると、入金の有無が一瞬で分かります。
これがとても便利です。
もし未入金になっていれば、催促の連絡をします。
売上げは、入金されて初めて意味を持ちます。
未入金で気が付かずにいると損をしますので、入金のチェックは定期的にしましょう。
まとめ
税理士の目線からは、個人事業主の経理をラクにするコツはいくつもあります。
今日はその中で、3つ代表的なものを記載しました(個人的な主観ですが)。
みなさまの日々の経理に役に立てば幸いです。
「うえはら税理士事務所」では、経理の個別相談も行っていますので、お気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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