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税理士の開業準備は、どこまでやればOKか


こんにちは。練馬区大泉学園で会計事務所を運営している、税理士の上原啓輔です。

開業して1年4か月ほど経ちました。

時々、開業当初を振り返ることがあります。

当時を振りかえると、「今だったらこうするかなー」と思うことがあります。

先日、開業したいという士業の方からメールがきました。

せっかくなので、オンラインで30分程お話ししてみました。

「なるほど、そういうことを考えるのか」と感じたこともあるので、せっかくなので、開業準備について考えたことを書いてみようと思います。

前提

税理士として開業することを前提としています。

顧客ゼロ、自宅開業で、当面は一人で活動する状態を想定しています。

結論

開業してからの1年4か月を振り返って思うことは、開業準備は、「開業1か月目~遅くとも半年くらいには、生活できるだけの売上が実現できる状態」を作ることが出来たら、完了だと思います。

開業する人のステータスにより、実現可能かどうかはなんとも言えないのですが、開業準備の基準を1つ設けるなら、「売上の目途が立った段階」だと考えます。

収入が絶えることの恐怖に直面する必要は無いと思う

開業してからしばらくは貯金を切り崩す生活になるのは、わりとあるあるだと思います。

わたしもそうでした。

ただし、貯金がどんどん減っていくのは、なかなかの恐怖です。

しかも売上の見込みが立たない中で、貯金がどんどん減っていくのは、本当に怖いです。

出来れば避けた方が良いです。

貯金の切り崩しは、あるあるかもしれませんが、甘く捉えてはいけません。

方法は人それぞれ

開業準備の段階で、どのように売上見込みを立てるかは、人それぞれだと思います。

合法であれば、どのような方法でも自分に合う手段を選択すればいいと思います。

具体的な方法

具体的な方法を掲載します。

あくまで参考程度ですが。

  • 独立準備中から営業して、見込みのクライアントを獲得する
    (現職の職務規定に反しないことが前提です)
  • 独立後に紹介会社を使って、クライアントを獲得する
    (紹介料は高額です。投資と割り切れるかどうかです。)
  • 会計ソフトの顧客紹介サービスを利用する
    (紹介率は低く、契約率もさらに低いです。)
  • 業務委託契約で、現職や他の会計事務所で働く
  • 現職の会計事務所からのれん分けをしてもらう
  • 他の会計事務所を継ぐ
  • 神に祈る

実際に取り組んだこと

実際に私が開業してまず取り組んだのは、「自社のHPからの集客」です。

ブログを書いたりしてHPのアクセス数を増やして、集客するという流れです。

ひとり税理士の本を読んでいると、このバターンが多かったように思うので、真似しました。

ただこの方法の難点は、成果が出るまでに時間がかかることです。

私の場合は、HP経由の方と初めて契約したのは、開業から半年後でした。。

あくまで個人的な感想ですが、「HP経由の依頼だけで、開業~半年以内に生活出来るまでの売上を上げることは、無理」と感じています。

ただこれも人によると思うので、WEBマーケティングを駆使したり、特殊な強みがあってそれを前面に打ちだせば、早期に軌道に乗ることもあるかもしれません。

一般的な会計事務所は、12月~5月くらいが繁忙期だと思います。

特に2,3月は個人申告や、税務相談員のあっせんなどがあるので、仕事は沢山ある印象です。

たとえば8月頃に開業して、半年たったら最繁忙期、というスケジュール感はどうでしょうか。

個人的には現実的だと思います。

自分の仕事が全くなくても、例えば2,3月頃には、「確定申告電話相談センター」の仕事があります(東京税理士会だけかもしれませんが…)。

わたしも8回くらい従事させてもらいました。

募集が11月頃?だったと思うので、8月に独立すると、募集に間に合うはずです。

自分のクライアントがなかなか増えなくても、相談センターの仕事(業務委託になります)をして、売上げを作ることも出来ます。

ただ、繁忙期が終わったらどう売上げを上げるか、という問題があるので、そこはまた別途検討が必要です。

開業準備は大事です。

そして開業のタイミングも大事です。

決して行き当たりばったりで開業しないことが大切です。

開業には勢いも大事ですが、しっかりとした計画・開業準備も重要です。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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