こんにちは。練馬区大泉学園の、ひとり税理士、上原啓輔です。
なんとなくふと本棚を見ると、学生時代に読んだ三島由紀夫の「金閣寺」が目に入りました。なんの気なしにペラペラとページをめくっていると、こんな一文がありました。
しかし私には、外界というものとあまり無縁に暮らして来たために、ひとたび外界へ飛び込めば、すべてが容易になり、可能になるような幻想があった。
三島由紀夫著、「金閣寺」、新潮文庫、P15
赤線が引いてあって、当時の自分の琴線に触れたんだなと懐かしく思いつつも、この「金閣寺」で語られている文脈とはまったく関係ないのですが、なんとなくここで言う外界のことを、「独立後の世界」と捉えてみました。
すると、まさにわたしが独立前に抱いていた「独立後の世界」のイメージ、つまりサラリーマンを辞めて独立すれば、すべてが容易で、可能になるというイメージを持っていて、それがただの幻想だったなということに、ふと気が付きました。
独立したのは良い選択だったと思うのですが、現状と、当初抱いていた独立後のイメージが随分違うな、と日々感じていました。独立後は、面白いことも沢山あるのですが、それ以上に大変なことも多いなと。。すべてが容易で可能なわけないよな、と。
振り返ると、どういう訳かずっとそんな感じで「〇〇したら、人生変わるかも?」的な人生を送ってきた気がします。
早稲田に行けば人生が変わるかも、カナダに行けば人生が変わるかも、税理士試験に合格すれば明るい未来が待っている、東京で働けば人生が変わるかも、独立開業すれば、きっと・・・etc.
ずっと、「〇〇したら、人生変わるかも?」という感じで、将来のことばかり気にして生きてきた気がします(なんでですかね(?_?))。
しかし40歳近くになって、そういう生き方を続けても、なんだかしんどいだけだな、と思うようになってきました。
独立してからは、「今、何をするかをもっと大切にしよう」という気持ちが日々強くなっています。
将来のことは不安ですが、せっかく独立して自分の好きなように、自由に動けるのです。将来のことも大切ですが、今、目の前のことをもっと大切にしたいな、という気持ちが湧いてきています(なんでですかね(?_?))。
まったくとりとめもないこと書いてしまいましたが、「〇〇したら、人生変わるかも?」という発想は、ちょっと脇に置いてみようかなと思ったりする、金曜日の夕暮れ時でした。
たまにはビールでも飲もうかな🍺
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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