こんにちは。練馬区大泉学園で会計事務所を運営している、税理士の上原啓輔です。
本日は、最近読んだ本の感想です。
『【本の感想】エフェクチュエーション 優れた起業家が実践する「5つの原則」』です。
日経に、「エフェクチュエーション」の記事が載っていました。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD159UM0V11C25A2000000/
「エフェクチュエーション」とは、サラス・サラスバシーという教授が発見した、起業理論です。
記事の内容が面白かったので、本書を手に取りました。
独立前に読みたかったです。
学んだこと① 手持ちの資産で始める
本書によると「エフェクチュエーション」とは、「熟達した起業家に対する意思決定実験から発見された、高い不確実性に対して予測ではなくコントロールによって対処する思考法」だそうです。
そして「エフェクチュエーション」には、5つの原則があります。
- 手中の鳥の原則
- 許容可能な損失の原則
- レモネードの原則
- クレイジーキルトの原則
- 飛行機のパイロットの原則
わたしは、この中で、特に1,2の原則に興味を持ちました。
「手中の鳥の原則」とは、要するに「手持ちの資産で事業を始める」、ことです。
つまり、いきなり大きな設備投資をしたり、入念な市場分析をするのではなく、「まず手持ちの資産を使って、小さく始めよう」ということです。
これは、スモールビジネスを始める時には、特に重要な原則だと思います。
わたしの場合ですが、開業資金も限られていたので、自宅開業をしました。
強みといえば、税理士資格+英語が多少話せるくらいです。
この手持ちの資産をいかに活用するか、ずっと考えていました。
色々と行動するうちに1年くらいで個人事業が成り立つようになりました。
(逆に言うと、最初の1年は事業が成り立っていませんでしたが…。)
初期費用や固定費を最小限に抑えたため、必要な収入も抑えられたことが、1年くらいで軌道に乗った理由だと思います。
最初から事務所を借りたり、高価な会計設備を導入していたら、厳しかったかもしれません。
学んだこと② 許容可能な損失の原則
2つ目の「許容可能な損失の原則」も、非常によく理解できます。
いくらの損失なら受け入れられるか、シビアに考えることはとても重要です。
事業は、上手くいかなければ、撤退する選択も必要です。
私の場合は、「個人事業を1年間続けても、まったく売上げの目途が立たなかったら、サラリーマンに戻ろう」と考えていました。
「税理士」というある意味で国の制度に守られているような仕事で、1年やっても売上げの目途が立たなければ、独立は向いていない、と考えていたからです。
あとは、貯金が減り続けるような精神状態は、2年間は耐えられないだろうなと、痛感していたためでもあります。
いくらまで損失をこうむったら止めるか、という視点は物事を始める時には、かならず持っていた方がいいです。
致命傷を避けることが出来ます。
学んだこと③ 熟達した起業家の発想
エフェクチュエーションの5つの原則は、熟達した起業家の行動様式から導き出されています。
つまり、この5つの原則を真似すると、熟達した起業家の思考に近づくことが出来ます。
わたしは、原則の1,2だけを意識していますが、事業を大きくしようと思ったら、3,4,5の原則も積極的に取り入れる必要があります。
これから起業を考えている方には、エフェクチュエーションの考え方はとても参考になると思います。
わたしは独立して2年目くらいにこの本を読みましたが、独立前に読みたかったです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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