こんにちは。練馬区大泉学園の、ひとり税理士、上原啓輔です。
2021年の12月から、税金の本を読書みたいなスタイルで読み始めて、3年以上経ちました。それ以前は、税金の本を1冊、最初から最後まで読むという習慣がなく、調べ物をしたいときに専門書の該当箇所を読む、という感じでした。
税金の本を最初から最後まで読む
その当時にいくつかきっかけがあって、「税金の専門書をしっかり読もう」という心境になって、「専門書を最初から最後まで読む」ということをスタートしました。
これまで何冊読んだかなーと思い、本棚を見たところ、49冊読んでいました。本格的な専門書もあれば、比較的読みやすい税金や節税の本もあります。
税金の本は内容が難しいので、短期間で大量に読むのはちょっとキツいです。なのでわたしは毎日10ページずつ読んで、月に1冊読破することを目指しています。3年ちょっとで49冊読んだので、結果的に月1冊以上読んでいますが、基本的には1日10ページ読んだらその日のノルマは達成で、それ以上のページ数を読むかどうかは、その日の仕事時間とかで決めています。
今は、ジャンルの違う専門書を4冊同時に読んでいて、毎日30ページ強を読んでいます。
その中の1冊に「国際取引の消費税QA(八訂版)」という専門書があって、これは800ページ超ある重厚な専門書で、内容が難しいのでなかなか読み進められないです。もうかれこれ半年読んでいますが、まだやっと6割読んだ程度です。夏ごろには読了できると思いますので、気長に読んでいきます。
検討漏れを防ぐことが出来るメリット
専門書を最初から最後まで読むことのメリットは、未経験の税務論点に出会えることです。何かを検討するときに、自分の経験だけを頼りにすると、抜けや漏れが出る可能性があります。そこで、ある分野の税務の専門書を1冊読むと、自分の知らない論点が解説されており「おーこういう取り扱いがあるのか、勉強になった」という読書経験を必ずします。これがとても大事で、未経験の分野の税務論点を検討するときに「あ、そういえばあの本のあの部分に、似たような事例があったな」とピンと思い出せれば、検討漏れを防げます。
1日10ページ読んでも、まったく進まない感もあってもどかしい気もしますが、1年くらい読み続けていると、上記のような効果を実感すると思います。「あれ、これ本で読んだな」とピンとくることが増えていきます。
功を焦らずコツコツ読み続ける
ここ3年で税金の本を読まなかったのは、コロナになったときと、前職を体調不良で退職して療養に充てた2週間くらいの間だけだと思います。それ以外は盆暮れ正月関係なく読んでいます。重い二日酔いの時でも、構わず読みます(;’∀’)
税理士は、税理士試験が長丁場になるので、コツコツ諦めずに何かに取り組むことは得意な人が多い傾向にあると思います。必要な時に必要な専門書を一気に読むのも効果的ですが、興味のある分野の専門書を、読書みたいな感じで少しずつ読んでいくことも有効だと思います。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
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