【本の感想】『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』


こんにちは。練馬区大泉学園の、ひとり税理士、上原啓輔です。

本日は、『十人十色の「ひとり税理士」という生き方』の感想を書きます。

どんな本か

井ノ上陽一さんはひとり税理士の草分け的存在かと思いますが、そんな井ノ上先生が編者になった書籍です。

10人のひとり税理士の方の体験談がつづられています。これから開業税理士を目指す方に、オススメの一冊です。一人一人のエピソードが心に染みます

また、それぞれの方が実際に使っているIT機器や、会計ソフトなども公表しているので、そのあたりも独立後の参考になります。

なぜこの本を読んだか

わたしはもともと独立志向がなかったのですが、上京して税理士法人に勤務した際、独立が割と一般的な感じで行われている現実に、結構衝撃を受けました。もともと長野で働いていたのですが、長野では独立する税理士をあまり見たことがなく、当時は「独立って超ハイリスクな行為で、めったにお目にかかるものではない」と思っていました。

なので、東京で働き始めてしばらくして、この本の存在を知って、独立税理士のリアルな実態が知りたい、と思い手に取りました。

この本の良かった点

10人のひとり税理士のエピソードが載っているので、参考になります。10人いると、どの方かは自分の価値観やスタイルに近い人がいますので、自分が独立したときの姿を想像しながら、本書を読み進めることができます。

まったく指標もないなかで独立してしまうよりは、諸先輩方のリアルな体験談を参考にした方が、きっと事務所を軌道に乗せやすいはずです。

読後の変化

ある方が、「やらないことリスト」を作っていると書いていました。独立すると良くも悪くも誰もチェックしてくれないし、注意もしてくれません。なので、自分で自分を律する必要があります。そのため、「やらないことリスト」を作成して、毎日読むことで、自分のスタイルや、やってはいけないことを自分に刷り込ませているようです。

私もさっそく「やらないことリスト」を作成して、毎日読んでいます。

また逆に「やることリスト」も作成して毎日読んでいます。「こういうスタンスでやっていこう」、という精神論的なものを書いておいて、自分に刷り込んでいます。

また皆さん朝方が多いようで、夜はあまり仕事はしないようです。わたしもそのスタイルを取り入れて、なるべく朝方になろうと努力しています。

先日、夜に、ふと思いついてホームページを更新したのですが、誤って変なボタンを押してしまい、ホームページの表示が大きく崩れたことがありました。直し方が全く分からず、マジで焦って、久しぶりに汗がだらだら出てきて、「あーこれは終わった、最初から作り直しやー」という感じで絶望のあまり、5分くらい天を仰いていました。

その後、ダメもとで色々なボタンをポチポチしていたら、もとに戻ったのですが、「夜にふと思いついたことをやると失敗する」と痛感しました。

これからは、1日の労働時間は確保しつつ朝方に移行して、夜はなるべく本でも読んで早く寝ようと思います。

まとめ

独立を考えている税理士であれば、井ノ上さんは有名な存在かと思います。

本書をお読みになった方も多いかもしれませんが、未読の方は是非、独立前に一読していただけると良いと思います。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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