【本の感想】『心配事の9割は起こらない』


こんにちは。練馬区大泉学園の、ひとり税理士、上原啓輔です。

本日は、枡野俊明さんの、『心配事の9割は起こらない』の感想を書きます。

この本は、2年ほど前に次男が怪我をしてしまい、結構おおごとになって、心配でどうしようもなかったときに手に取りました。

本書は、禅の教えをベースに書かれており、当時ずいぶん救われた記憶があります。

この本で一番心に残っているのは、「莫妄想(まくもうぞう)」という禅語で、意味は「妄想するなかれ」ということです。

妄想とは変な意味ではなくて、心を縛るものや、心に棲みついて離れないものは、すべて「妄想」となります。そいう妄想は極力減らしましょう、ということを、本書では説いています。

たしかに心配事とか不安というのは、「将来こんな大変なことが起きたら、どうしよう」という漠然とした妄想がベースになっている場合がほとんどです。わたしは心配性なので、常に最悪の事態を想定してから、行動を起こしたりします。最悪を想定するということは必要な態度だと思うのですが、結構ストレスです。「あ、やっぱやめよう」と思うこともしばしばですし。

大切なことは、妄想にとらわれず、人と比べたりもせず、絶対の自分を信じることです。

本書は2年ほど前に読んだのですが、最近ふと目についてパラパラとめくっていると、またまためちゃくちゃ救われました。自分の事務所がこれからどうなっていくのか、なかなか見通しが立たない中、「これからどうしよう」と割と不安になるのですが、その不安はある意味ただの妄想です。明日には急に仕事が増えるかもしれません(いや、いきなりは増えないか(;’∀’))

いずれにしても、目に見えない妄想に取りつかれて、目の前のビジネスチャンスを逃すようなことはしたくないですね。

本書を読むと、本当に心が軽くなります。

自分らしく生きればいいし、人と比べて落ち込む必要もないし、毎日の生活を大切に生きればいいし、ということが身に染みて分かります。目まぐるしい世の中で、日々何かに追いまくられて生きることもありますが、もっと毎日の生活を丁寧に生きた方が良いのではないかと、最近とみにそう思います。

今、流行りの(ちょっと古い?)、マインドフルネスも、そのような考えがベースになっていると思います。

余計なことを考えず、お茶を飲むときはお茶を飲む、ご飯を食べる時にはご飯を食べる、ということが大切で、それを「喫茶喫飯(きっさきっぱん)」と言うそうです。

今日の夕飯から早速実践します(これがなかなか難しいんですけどね、仕事のことで頭がいっぱいで…)。まー、何事も実践です。出来るまでやる、です(^^)v

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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