税理士試験 受験体験記【財務諸表論は相性が良かった】


こんにちは。練馬区大泉学園の、ひとり税理士、上原啓輔です。

本日は、財務諸表論の受験体験記を書いていきます。

財務諸表論は会計科目なので、簿記論と密接に関連しています。なので簿記論と学習範囲が重複しています。よく言われることですが、財務諸表論は簿記論と同時に勉強すると効果大です。特に仕訳は、簿記論の勉強ですべて網羅できるイメージです。

したがって、簿記論と同時に勉強する場合は、表示箇所を覚える、表示名を覚える、理論を覚える、ということが財務諸表論を学習するメインになります。

財務諸表論は、税理士試験1年目で受験する方が多いと思います。なので理論暗記という税理士試験の独特の文化に、はじめは戸惑うかと思います。わたしも最初は大いに戸惑い、戸惑いを隠しきれずにオロオロする毎日を過ごしていました。200ページくらいの理論サブノートを丸暗記するのは、苦行以外の何物でもなかったです。

なかなか暗記が進まず、苦しみましたが、ある日録音したものを聞きまくって覚えるという方法を編み出しました。耳を活用して暗記をするようにしてからは、なんとか理論を覚えられるようになりました。

財務諸表論の理論は、税法の理論と比べると、まだアカデミックで覚えやす部分があります。なので、財務諸表論の理論暗記をめげずに頑張れば、次の税法の理論暗記に繋がっていきます。

わたしは税理士試験1年目は、簿記論と財務諸表論を受験しました。会計事務所で働きながらの受験ということもあり、2科目の勉強をするのはかなりしんどかったです。講義を週に4本見て、大量の宿題をこなして、「無理だろ、これは」とか思いながら毎日ギリギリを生きていたように思います。

年明けの応用期になると、無理がたたってきたのか、めまえがひどくなってきました。当時は仕事の昼休みに散歩しながら理論を暗記する、というのが日課でした。ある日いつも以上にめまいがひどい時があり、「今日はクラクラしてやばいなー」なんて思っていたのですが、あとで聞いたらその時に震度5の地震が来ていたそうです。震度5の地震に気づかず、いつものめまいと勘違いする健康状態は、かなりキテいたなーと思います。

財務諸表論は、総合問題を中心に学習していました。セブンイレブンのコピー機で、総合問題の解答用紙を拡大コピーしながら勉強をつづけた日々が懐かしいです。

財務諸表論は、初めて合格した科目で、とてもうれしかったのを覚えています。会計事務所で丁稚奉公をしながら、全く先の見えない税理士試験を始めてしまったのですが、財務諸表論に合格できたことで、大きく前進したような気がしました。

財務諸表論は、初めて合格した科目で、5科目の中で一番すんなり合格できました。「税理士試験って意外と簡単かも」と思ったのですが、後の税法の勉強でその甘い考えは木っ端みじんに砕かれました( ;∀;)

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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