【本の感想】『改訂版 会計事務所 売上1億円突破へのロードマップ』


こんにちは。練馬区大泉学園のひとり税理士、上原啓輔です。

久しぶりに本の紹介をします。

大谷展之さんの「改訂版 会計事務所 売上1億円突破へのロードマップ」です。2014年に出版された本の改訂版となります。

大谷さんは、コンサル出身で、現在は会計事務所専門のコンサルタントをされているそうです。

いままで数多くの会計事務所の経営支援を行っているそうで、本書はその経験から、1億円を突破する会計事務所の特徴を分かりやすく解説した本となります。

仲良くしてくれる先輩税理士が読んだと言っていたので、私も読んでみました。

わたしは、まだまだ事業のファーストステージで、これから軌道に乗せていくのですが、可能性として売上げ1億円がどのような世界か興味があったので、手に取りました。

税理士事務所を開業して、これからもずっと一人税理士として活動する、という方も多いと思いますが、可能性として事務所拡大のノウハウを知っておくのは有益だなと思います。

本書は、奇をてらった内容ではなく、事業拡大のセオリーを、会計事務所業界の特性にあてはめて解説した本だと思います。

なので、内容的には、全く想像もしていなかったノウハウが詰めこまれているというよりは、「言われてみれば当たり前だけど、出来ないこと」、について解説されている本だと感じました。

そもそも、この本の読者の対象として、「開業まもなく、まずは集客を頑張りましょう」、という税理士は入っていないのかもしれないですが、それでも自分の事務所の方向性を考えるうえで非常に参考になりました。

1億円を目指すには、重要なポイントがいくつもあるようですが、個人的には「ミッションの共有」と「組織化」が肝なのかなと思います。

ミッションの共有

ミッションの共有は、非常に大切だと思います。この会計事務所は何のために存在するのか、を考え続けて言語化するというのは、事務所拡大には不可欠だと思います。

わたしが所属している、中小企業家同友会には、「成文化セミナー」というものがあって、会社のミッションを明確化する場だそうです。

通過儀礼のようなセミナーらしく、おそらくこのセミナーを受講して、初めて中小企業家同友会の仲間入りが果たせるのだと思います(わたしはまだしばらく受講予定が無い状況ですが)。

わしも事務所を拡大しようと決意したら、まずミッションを作成して、それを従業員の方と共有していこうと考えています。

わたしは開業してから4ヶ月なので、まだまだ駆け出しなのですが、薄ぼんやりと見えてきたことがあります。それは「成功にはパターンがある」ということです。おそらく失敗にはそれぞれの理由があるのですが、成功にはセオリーがあるようです。

わたしはこれまで、マーケティングの本、個人事業主のノウハウ本、士業向けの開業本など、だいたい20冊くらい読みました。その中で、奇をてらったような、この1冊にしか書いていない、と思うような内容はあまりなかったです。

つまり、裏を返せば、成功のパターンはある程度決まっている、ということです(と、思っています)。

なので、成功したければ、成功している人の考え方や行動を真似すればいいのです。一朝一夕にはなしえないと思いますが、日々意識していれば、成功している人の行動パターンに少しずつ近づけると思います。

その方法として、まずは本書が解説しているような、成功している会計事務所の特徴を知ることは、とても重要だと思います。

個人的に1億円を目指すかどうかは分かりませんが、目標としては分かりやすくて良いなと思いました。

久しぶりに会計事務所運営のノウハウ本を読みまして、テンションというかモチベーションが上がりました。

昨日、今日となぜか体調がいまいちだったのですが、また明日から頑張ろうと思いました。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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