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【本の感想】菜根譚


こんにちは。練馬区大泉学園で会計事務所を運営している、税理士の上原啓輔です。

ずっと読みたかった「菜根譚」を読みました。

野菜スープみたいな名前ですが、「菜根譚」は洪自誠という人が書いた中国古典です。

時代的には、豊臣秀吉の時代です。

処世術的な内容が多く、人生の指針になります。

「菜根譚」には、こんな一文があります。

「思い通りに進まないことがあることによって、人は徳を磨き日々成長していける。これらは人生の砥石なのだ」
(本書P18)

個人事業は思い通りにいかないことの連続です。

「今月は売上げが足りるかな」とソワソワすることも多いです。

自分でコントロールできないことは諦めて、人生の砥石にするくらいの気持ちが大事なんだと思います。

悪い言葉を使わない、というのは大事です。

独立してから、「不平・不満・悪口は言わない」ことを常に意識しています(たまに出てしまいますが・・・)。

言霊というのはあると思うので、綺麗な言葉を使いたいです。

それと同時に、心で何を思うかも、重要だと思います。

強い感情は、言葉にしなくても意外と相手に伝わるような気がします。

特にネガティブな感情は、伝わりやすいと思います。

「菜根譚」にこんな言葉がありました。

「人の真心から出た一念(強い思い)は、たとえるなら夏でも霜を降らし、城壁をも崩し、金属の鉱石をも貫き通すほどの力がある」
(P104)

言葉にしなくて、人の心から出る一念は、強力な力があるとのことです。

思考をコントロールするのは難しいですが、心で何を思うかも、気を付けたいと思いました。

「菜根譚」は、人生を楽しむことを肯定しています。

こんな一文があります。

「人の心には、一日も欠かすことなく、喜びと楽しい気持ちがなくてはならない」
(P19)

中国古典には、「人生を楽しみましょう」というスタンスはあまり見られない気がします。

一方で「菜根譚」は、「人生を楽しみましょう」ということが、結構書かれています。

美味しいものや、お酒、娯楽もほどほどに楽しみましょう、と書かれています。

このような穏やかスタンスが、「菜根譚」の人気の秘訣なのかもしれません

2年前に「論語」を読みました。

「論語」もとても勉強になりますが、内容が固いというか、縛りが強い感じがして、なかなか難しい本です。

「菜根譚」は読みやすく、内容も適度に軽い感じがします。

それでいて、とても示唆に富んだ内容です。

まさに「処世術の本」といった感じです。

時々読み返したい1冊でした。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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