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【本の感想】『現代語訳 論語と算盤』


こんにちは。練馬区大泉学園で会計事務所を運営している、税理士の上原啓輔です。

本日は本の紹介です。

渋沢栄一の「論語と算盤」です。

年末に「論語」を読みました。

「論語」の価値観を理解するのはなかなか難しいのですが、渋沢栄一が論語を基盤にしていたということで、興味を持ったので本書を読みました。

一万円札の人ですし、渋沢栄一の著書は興味深いです。

わたしは一人で活動しています。

渋沢栄一のような、大企業をいくつも創設するようなスケールの大きさは無いのですが、それでもビジネスをやっていく指針のようなものは必要です。

実務であれば、税法や会社法の知識が必要です。

そういったものは都度本を読んでいけばなんとかなります。

ビジネスの指針はもう少しマクロというか、信条や信念に近いものです。

一人で活動していると、他者から行動を諫めてもらう機会はほぼ無いです。

自分の行動でおかしなことは、自分で気づく必要があります。

ただそれもなかなか難しいです。

なので論語などで「人間とはこうあるべき」という視点を獲得するのは重要なことだと思います。

渋沢栄一のような凄い経営者が、論語をどのようにビジネスに活かしているか、本書で学ぶことは有益でした。

本書は、渋沢栄一の経営論だと思います。

論語の考え方をベースにしつつも、渋沢栄一がどのように考え、行動してきたかが書かれています。

読み応えがあります。

わたしは当面は一人で活動していくつもりでしたが、数ヶ月前から「事務所を大きくしたいなー」と考えています。

本書にこんな一文があります。

「一個人の利益になる仕事よりも、多くの人や社会全体の利益になる仕事をすべきだ」という考え方を、事業を行う上での見識としてきたのだ。そのうえで、多くの人や、社会全体の利益になるためには、その事業が着実に成長し、繁栄していくよう常に心がけなければならない
(渋沢栄一著 守屋淳訳(2010年)「現代語訳 論語と算盤」ちくま新書、P164)

一人で活動すること=一個人の利益、とまでは思いませんが、大きい組織の方がより多くの人や社会の利益になる仕事が出来る気がします。

本書を読むと、論語という大きなくくりでビジネスを展開していくスタンスが語られているので、私欲ではなく、世のため人のため、という視点で物事を捉えるためのヒントが多く記載されていると思います。

本書は、手元に置いて、パラパラとめくっています。

適当なページを読んでは、「なるほど」と思ったりしています。

ひとりでビジネスをやっていくことも楽しいと思います。

ただせっかく事業を始めたので、出来るだけ拡大してみたいなと思っています。

拡大には倫理観が必要だと思います。

会社は経営者以上には大きくならないと言われています。

論語や渋沢栄一の本をよく読んで、本格的なビジネスをするための心構えを身に着けていきたいです。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

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